栗のお菓子の季節です

秋の味覚といえば栗ですね。
家庭画報.comの連載が、更新されました。


https://www.kateigaho.com/food/rensai/34841/

今回は、先斗町駿河屋さんをご紹介しています。
大村さんは、「京のお菓子」で栗入りの羊かん「里志ぐれ」を主役に紹介していました。こちらは秋から冬にかけてのお菓子。ちょうど、今の時期によいと思って、取材をお願いした次第です。

また、大村さんの約40年前の著述には、先斗町にはまだ住人の生活感が漂い、その中を芸妓さんがお座敷に向かうような場所であったことが紹介されています。40年とは、やはり長い時間です。

銘菓「里志ぐれ」。年末に購入したら、新年用にとの配慮からか、紅白のリボンが巻いてありました。ちょっと得した気分です。

 

里志ぐれはシンプルに見えて、竹の器の作りが非常に工夫されています。
さぞや試行錯誤を繰り返して完成なさったことでしょう。

器の底から数ミリのところにご注目を。水平に切り込みを入れて、竹の皮を差し込んでいるのが見えますか? 竹には節がないため、竹の皮が、底板代わりとなるのです。そのままだと中身をほじくり出して、食べなくてはいけません。しかし、食べるときに竹の皮を抜き取れば、つまようじで羊羹がスポッと丸ごと取り出せるのです。わかりますかね? わからない方はお求めいただいてぜひ試してください。

また、今回は春夏の水ようかん「竹露」についても、ご紹介しています。大村さんは、どちらかといえば、竹露について書くことのほうが多かったようです。

「竹露」。冷やして食べるとおいしいと大村さんは紹介しています。

ぜひご一読ください。

家庭画報.comの連載 第3弾は、毎週金曜日の更新となります。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。