8の付く日は”あらめ”を食べる

 

大村さんは、京都では毎月8の付く日にあらめを食べる習慣があったことを紹介しています。あらめとは、海藻のひとつで、細長いひじきのような見た目です。
今日は1月8日。ということで、自分であらめを炒りだきしてみました。

レシピは「ヘルシーな京の精進料理」(西川玄房 住職との共著/中央公論社)に紹介されています。
といっても、隣のページに「ひじきのたいたん」が掲載されていて、それと同じ作り方と書かれているのがおかしい。

あらめの炒りだき。

あらめは、大村さんが「美味しいもんばなし」で島本海苔乾物で購入できると紹介していたので、買いに行ってみました。
うれしいことに、島本さんでは、いまもあらめを扱っています。
女将さんが、昔はゆで汁を「門(かど)」(玄関の外)に撒いたと話されていました。この習慣は大村さんも書き残しています。

「美味しいもんばなし」によると、大村さんは伏見の植傳さんで購入。植傳さんは製造元で小売りをしないので、いつも段ボールで注文しているとも書かれていました。

よくみたら、あらめのパッケージに「植伝製」と書いてありました。裏側に、下準備の方法や、あらめの情報が書かれていて、楽しい。

そして、同著では錦で一軒だけ、あらめを扱う店として島本さんが紹介されていました。
島本さんで買ったあらめのパッケージには、「製造者 植野伝次郎商店」とあります。
住所と電話番号が、「美味しいもんばなし」にある植傳さんさんと同じ。植野伝次郎、略して植傳(旧字)だったわけです。
パッケージには、8の付く日に、あらめを食べる習慣だけでなく、縁起物として正月元旦に用いられたことや、紀貫之の土佐日記に登場することなども紹介されていました。
ためになるし、有難い情報です。

みなさんも、機会があれば、8の付く日にあらめを食べてみてください。