鴨川沿いに190年建つ、頼山陽書斎山紫水明処

家庭画報.comの連載が更新されました。
いつもは毎週金曜更新のところ、祝日により今週は一日前倒しで木曜公開です。

今回は江戸時代の文人、頼山陽の書斎として使われていた頼山陽書斎山紫水明処をご紹介しています。

https://www.kateigaho.com/food/rensai/36363/

非常に魅力的な建物です。どんなところか、気になって、春に個人的に見学に行きました。拝見して、すぐに取材をお願いしたいと思い立ち、編集部に提案をして、今回の掲載に至りました。取材に際しては、頼山陽旧跡保存会様に大変丁寧にご対応いただきました。

写真は丸太町橋周辺。山紫水明処は丸太町橋の上からも少し見ることができます。

建物がある場所は東三本木。三本木と言えば、幕末にはくるわ(遊郭)でした。
大村さんが書いている通り、いまはそんな雰囲気は全く残されていません。
唯一、もしやと思うのは山紫水明処のある東三本木通の道路の配置。

河原町丸太町交差点と鴨川のちょうど中間あたりにご注目を。

丸太町

丸太町通りから北へほんのわずか進むと道は左右に分かれ、東三本木通と西三本木通となって、道はそれぞれ北に向かいます。
この道路の構図は回遊できるようになっていた遊郭の名残なのかな、と個人的に思っています。

それはともかく、大村さんはほかにも今回記事で触れた部分以外に、思い出を交え、いろいろと情報を書き残しています。ご興味のある方は『静かな京』を図書館か古書店で探してみてください。