今回は、大村さんが本名で活躍していた時代の一冊『主婦』(平凡社)を紹介します。
大村しげ
昔の焼きいも
大村さんは、かなりの焼きいも好きだったようで、度々、焼きいもについて書いています。
いまでは、焼きいもといえば丸焼きが普通だけれど、昔の京都では丸焼きとは別のスタイルが一般的でした。そんな話も、大村さんの記述からわかります。
京都の焼きいもは、丸焼きは丸焼きで別にあって、ふつうは分厚う切ったのを、浅い底の平らなお釜に並べて焼く。(『とっておきの京都』より)
いかご飯
鹿ケ谷かぼちゃ
雷どうふ
『おばんざい』が文庫化されます
廃絶もの
かねてより、時間を見つけては細々とホームページの地図の更新を続けています。
大村さんの著書から、お店や名所などについての記述を拾い出して、マップにしていく作業です。その作業で「廃絶」というキーワードに出会いました。
てづくりとうふ すがいの京飛竜頭
先週、仕事で大阪出張があり、これ幸いと京都の実家にも数日、滞在してきました。
今回も、大村さんのゆかりのお店や名所を巡る中で、新たな発見がありました。下鴨の「てづくりとうふ すがい」さんです。
おばんざいを作る
大村さんは、おばんざいのレシピを数多く残しています。
文面からは自分たちの食べていた料理を、正確に残したかったというよりも、
なぜ、その料理を食べる習慣があったのか、食材や料理にどんな意味があったのか、といった京都の文化・風習の記録としての意味合いが強かったように思います。
岩屋山志明院へ
先日、仕事を兼ねて10日間ほど京都に帰省していました。
その合間にも大村さんの足跡を辿り、あちこちへ。
今回、訪問した中で一番特別な場所が、岩屋山志明院(しみょういん)です。
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